ロッテ・藤原がオリックスとの首位攻防3連戦キーマンに 難攻不落左腕・宮城撃ちでVへ加速狙う

[ 2021年9月7日 05:30 ]

オリックス・宮城攻略のキーマンになる藤原
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 51年ぶりに9月首位のロッテは、7日から2位・オリックスとの首位攻防3連戦(ほっと神戸)。初戦は11勝を挙げている宮城が相手だ。井口監督は難攻不落の左腕攻略のキーマンに左打者・藤原を指名した。

 指揮官が「期待するから先発で起用している」と明言する3年目外野手が攻略の鍵を握る。防御率はリーグ2位1・99の宮城だが、対右打者の被打率・172に対し、左は・222。チームは今季3戦0勝1敗とはいえ、対戦防御率ではリーグ唯一の3点台(3・57)と攻撃陣は奮闘している。

 5月18日の試合では5回4失点と、宮城の今季最多タイの失点で最短タイのイニングで降板させた。前回8月13日の対戦では6回先頭の藤原の左前打から得点を挙げている。井口監督は「(ビジターで)先攻なので先に点を取っていかないといけない」と先手必勝で臨む。5日の日本ハム戦で初回に左ふくらはぎに死球を受けた藤原を4回の守備から交代した理由も「(オリックス戦に)いけるように外した」と説明。期待は大きい。

 死球の影響が少なければ藤原は「2番・中堅」の先発が濃厚。9月単独首位に立った70年はリーグ優勝を飾った。球団通算8000本塁打にも王手をかけるロッテが、宮城攻略で独走態勢をつくる。(君島 圭介)

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2021年9月7日のニュース