ソフトB 逆転Vへ守護神・森が帰ってくる!左肘手術経て4カ月ぶり1軍へ

[ 2021年9月7日 05:30 ]

ソフトバンク・森
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 ソフトバンク・森唯斗投手(29)が7日の西武戦で1軍復帰する。佐久本昌広投手コーチ(47)が6日にペイペイドームで行われた練習後に明言した。森は4月に左肘の不調を訴えて離脱。手術を経て、約4カ月ぶりに戦列復帰する。オリックス戦2連勝で逆転優勝へ弾みをつけたチームに頼もしいブルペン陣のリーダーが帰ってくる。

 守護神がついにカムバックを果たす。6日、投手練習後に取材に応じた佐久本投手コーチは森について「上がります」と1軍復帰を明言。「優勝経験メンバーの中心選手。これから大事な試合の中で戻って来るのはプラスになると思う。ブルペンもどっしりするだろうし」と期待を寄せた。

 森は左肘滑液包炎のため4月30日に出場選手登録から外れ、5月に手術を受けた。約1カ月の入院、リハビリを経て8月21日のウエスタン・リーグ阪神戦で114日ぶりに実戦復帰。4日の同広島戦では1イニングを3人で片づけるなど、これまで2軍戦で4試合連続無失点と安定した投球を続け、戦列復帰へこぎ着けた。

 長く、険しい道のりだった。8月31日、1日には福岡県筑後市のファーム施設でシート打撃に登板。打者計13人を1安打に抑え連投テストをクリアした際には「長かった。もう味わいたくない。僕は動きたい人間なのでベッドで過ごしていると1日たつのが遅い。もう9月か…」と声を詰まらせ闘病生活を振り返っていた。チームは後半戦だけで5度も最終9回に失点して白星を伸ばせず、首位とは4ゲーム差。試合をテレビで観戦し、「あのままじゃ絶対終われない。(9回を)もう一回投げたいし、奪うつもりでいる。見ててください、僕の姿を」と逆襲を誓っていた。

 右肘の張りのため離脱中の岩崎も早ければ8日の西武戦から1軍復帰する。森が9回に登板するか確定していないが、「気持ちは10割以上ある」と気合十分に語っていた。昨季まで3年連続で30セーブを達成し、ブルペン陣の精神的な支柱でもある。逆転優勝に欠かせない右腕がマウンドに戻ってくる。(福井 亮太)

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2021年9月7日のニュース