巨人&菅野に恩返し!DeNA宮国が17年7月以来4年ぶり勝利 兄貴分との投げ合い制した5回2失点

[ 2021年9月7日 20:59 ]

セ・リーグ   DeNA8-2巨人 ( 2021年9月7日    横浜 )

<D・巨>5回1死一、三塁、代打・楠本は3ランを放ち、宮国の出迎えを受ける(撮影・森沢 裕)
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 昨季限りで10年間在籍した巨人を退団し、育成契約から先月30日に支配下契約を勝ち取ったDeNA・宮国椋丞投手(29)が7日、古巣相手に本拠地・横浜スタジアムで移籍後初登板初先発し、5回2失点の好投で17年7月12日ヤクルト戦以来4年ぶりの勝利を挙げた。

 宮国は20年10月5日の阪神戦での中継ぎ登板以来の1軍マウンド。相手の先発は兄貴分としてお世話になった菅野という最高のシチュエーションでの登板で“恩返し”の投球を見せた。

 兄貴分の菅野には2打数2安打を許して貫禄を見せつけられたものの、投球では宮国に軍配が上がった。初回に3安打で2失点する嫌な立ち上がりだったが、2回以降はピンチにも動じなかった。右打者に対して内角のシュートや、スライダーなどでタイミングをずらし、最速147キロの直球とのコンビネーションで追加点を許さずゼロを並べた。

 宮国の好投に応えたい打線は菅野に4回まで1点に抑えられていたが、88球を投げさせるなど簡単にアウトを許さず、5回に爆発した。1死から佐野が中前打で出塁すると、オースティンが6球粘った末に四球で1死一、二塁と好機を広げた。3回に左前適時打を放っていた宮崎が2球目の内角低め150キロ直球に腕をうまくたたみ左翼線二塁打で同点。続く牧が死球で1死満塁。そして7番のソトが初球のフォークを左翼線にはじき返して4―2の逆転に成功。さらに山本のスクイズで5―2。宮国は打順が回ってきたが、代打を送られて5回76球2失点で降板となった。

 代打の楠本が巨人2番手・大江から右翼席に3点本塁打を放ち、この回一挙7得点を奪い試合を決めた。DeNAはシャッケルフォード、桜井、伊勢の継投で巨人打線に1点も与えず8―2で勝利。宮国は移籍後初登板初先発で今季初勝利を挙げた。

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2021年9月7日のニュース