オリックス・宮城 首位奪回へ気合「一発目取ることでチームに流れを」ロッテとの首位攻防第1R先発

[ 2021年9月7日 05:30 ]

ロッテとの3連戦の先陣をきるオリックス・宮城
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 オリックスの苦境を救う快投を披露する。宮城が、7日のロッテとの首位攻防3連戦第1Rに先発。吉田正の負傷離脱&陥落のWショックを振り払う快投を誓った。

 「嫌な雰囲気が流れていると思うけど、しっかり受け止めて、塗り替えられるくらいのいい投球ができたら。カード一発目を獲ることでチームに流れを持って来られると思う」

 20歳になったばかりの若き左腕エースの言葉には、強い決意が、にじみ出ていた。チームは2連敗中で、3厘差で首位をロッテに明け渡した。打率・338、20本塁打、69打点を残す主砲の離脱で得点力ダウンは避けられない。中嶋監督が「野手だけでなく投手陣にも頑張って守ってもらわないといけない」と話したように、最少失点で切り抜けるかが首位奪取の道筋となる。

 「(吉田正は)本当にすごい人が抹消になったので、自分だけでは力不足。みんなで上げていけたらいいのかなと思います」

 宮城本人は控えめでも、窮状打開へ最適役と言える。今季17試合に登板し11勝1敗、防御率1・99。最高勝率・917を記録する「負けない男」は6月2日の阪神戦で黒星を喫して以来、登板8試合連続無敗で自身6連勝中。6回1失点だった前回8月28日のソフトバンク戦から中9日で回る。山本と宮城を別カードに配置したのは、直接対決のカード頭を獲るためだ。

 「ロッテは本当にいいチーム。いろんなところで点を取ってくる。一球一球、いろんな球で勝負できたら」。躍進の原動力が、正念場で真価を証明する。(湯澤 涼)

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2021年9月7日のニュース