巨人・原監督 5戦勝ちなしに「同じような展開が多いね」 丸は途中出場も21打席無安打に

[ 2021年9月7日 22:00 ]

セ・リーグ   巨人2―8DeNA ( 2021年9月7日    横浜 )

<D・巨16>5回途中でマウンドを降りる菅野(左)。右は桑田投手チーフコーチ補佐と原監督(撮影・森沢裕)
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 巨人はエース菅野が5回途中7安打7失点でKOされ、DeNAに2―8で大敗。5試合勝ちなしの3連敗を喫し、首位奪回のチャンスを逃した。DeNAは対巨人戦4連勝で今季40勝目に到達し、借金13。昨季限りで巨人を戦力外となり、テスト入団による育成契約を経て先月支配下登録された宮国が5回7安打2失点で移籍後初登板初先発初勝利を古巣相手に飾っている。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は菅野が131日ぶり勝利を飾った1日のヤクルト戦(京セラD)を最後に5試合勝利から遠ざかっていることについて「同じような展開が多いね。先制してもなかなか中押しっていうかね、次の点を重ねられないというね。そういうどっかにチーム全体が、のびのびとやっていないというかね。やっぱりタイムリーがなかなか、ここっいう時に出てないっていうね。やっぱり先制、中押し、ダメ押しというのはね、よく先人たちが言う勝利に近づける上においてね。そこの部分がちょっと足りてないかなと。だからもうピッチャーも苦しい状態でマウンドに上がるというのが続いているからね。投打のバランスという点においてはね、今はもうちょっとバッターが引っ張ってあげなきゃいけないかなっていう感じがしますね」と話した。

 この日「7番・左翼」で先発起用したウィーラーが三ゴロ、遊ゴロ併殺打に倒れると4回裏の守備から7番に「中堅・丸」を入れてウィーラーをベンチに下げた原監督。ウィーラーはこれで12打席連続無安打となったが「守備も含めてバッティングの状態もあまり良くないと思いました。それで幸い今日は丸が残っていてくれていたんでね。守備も含め、そういうのが最善であろうというふうに思いました」と振り返った。

 その丸は試合前まで4試合&19打席連続無安打中でベンチスタート。途中出場となったこの日も四球、空振り三振で5試合&21打席連続無安打となったが「今日スイングも良かったと思うよ」と原監督は復調気配を感じ取った。また、3日の阪神戦(甲子園)に続いてベンチ外となった守護神・ビエイラについては休養かと問われると「そうですね。今日は“上がり”にピッチングコーチはしていましたね」と説明。「明日またフラットの状態からスタートだからね」と前向きに話していた。

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