ハイレベルなパ・リーグの新人王争い 日本ハム伊藤9勝目、オリ宮城は足踏みも11勝

[ 2021年9月7日 22:19 ]

<日・楽19>7回2死満塁、島内をニゴロに打ち取りガッツポーズする伊藤(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの伊藤大海投手(24)が7日の楽天戦(札幌ドーム)に先発し、107球を投げ、7回7安打2失点にまとめて9勝目を挙げた。5回5安打4失点だった楽天・早川隆久投手(23)とのプロ入り後初の「ドラ1先発対決」を制した。

 試合後「意識はしないと言っていたが、意識するところはあった。最高の勝利だと思います」と話した伊藤。これで10勝に王手をかけるとともに、防御率2・54はリーグ3位となった。

 ハイレベルな新人王争いとなっている。オリックスの高卒2年目の宮城大弥投手(20)はこの日のロッテ戦(ほっともっと神戸)で5回8安打3失点とビハインドで降板したが、味方の終盤の反撃で2敗目は消えた。

 宮城は11勝1敗、防御率2・13で、伊藤の9勝5敗、防御率2・54の上を行っている。ただ、開幕から順調に白星を重ねてきた宮城に対し、伊藤は5月終了時点で2勝。最近8戦で7勝と勢いがある。残りはともに6、7試合程度の登板が予想される。

 伊藤は「今までと変わらず、1球1球、野球を楽しむこと。自分らしく思い切ってプレーすることを忘れずやっていきたい」と話した。宮城か伊藤か。パの新人王争いは一騎打ちの様相を呈してきた。

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