大谷を抑え込んだ新人アレクシーはダルビッシュの交換要員 メジャー初の記録を樹立

[ 2021年9月7日 13:46 ]

メジャー・デビューから2戦連続で勝ち投手となったレンジャーズのアレクシー(AP)
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 エンゼルス戦で6回を投げて1安打しか許さず、7三振を奪って2勝目を挙げたレンジャーズのA・J・アレクシー(22)は、ドジャースに在籍していた2017年7月31日に成立したトレードで、当時レ軍のダルビッシュ有(35)の交換要員としてウィリー・カルフーン(26)らとともにレンジャーズに移籍。今年の8月30日にメジャーに昇格してこの日が2度目の登板となっていたルーキーだった。

 8月30日のロッキーズ戦では5回を1安打、無失点に抑えて初先発で初勝利。メジャー・デビューからの2戦で5回以上を投げてともに「1安打&無失点」に抑えた新人投手は、長いメジャーの歴史の中でアレクシーが始めてとなった。大谷翔平(27)とは3度対戦。左飛→三振→三振に抑えるなど、85球のピッチングで安定した投球内容を見せた。

 アレクシーは193センチ、88キロの右腕。ペンシルベニア州エルバーソン(フィラデルフィア郊外)のツインバレー高校時代はバスケットボールの選手として活躍し、全米大学一部校でもあるバージニア州のラドフォード大への進学が内定していたが、2016年の大リーグのドラフトでドジャースに11巡目(全体341番目)に指名されて野球を選択。マイナーリーグでは通算5年で13勝19敗(防御率3・30)という成績を残していた。

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2021年9月7日のニュース