阪神・伊藤将 藤浪以来の球団新人8年ぶりセ全球団制圧へ8日ヤクルト戦先発 山田&村上斬りで記録達成だ

[ 2021年9月7日 05:30 ]

<阪神練習>軽快な動きで投内連係の練習を行う伊藤将(撮影・北條 貴史)
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 8日に先発する阪神・伊藤将は、甲子園で行われた投手指名練習でブルペン入りするなどして調整。球団新人では13年藤浪以来となるセ・リーグ全球団からの勝利を目指す。

 「晋太郎(藤浪)さん以来になることはすごくうれしいことなので、勝てるようにしっかりと準備していきたいと思います」

 今季ここまで15試合に先発するなど、ほぼ先発ローテーションを守ってきた新人左腕だが、ヤクルトとは初対決。注意するのは侍ジャパンの金メダリスト2人だ。「山田選手や村上選手がキーポイントになってくると思うので、2人の前にランナーをためないことを意識して投げていきたい」。金村投手コーチからは、同じく初対戦だった中日に7回1失点(自責0)で勝利投手となった前回1日の登板を引き合いに「相手も対応は難しくなるのかなと。自分のピッチングを思いきってしてもらえれば」とハッパを掛けられた。

 セ5球団からの勝利達成以外にも、目指す記録がある。ここまで7勝を挙げており、白星となれば球団新人左腕では86年遠山昭治以来の8勝到達となる。「そういった新人としての記録を達成することはいいことだと思うので、ここからも自分の仕事ができるように頑張っていきたい」と35年ぶりの記録達成に意欲は十分。首位を争うライバルとの直接対決へ、燃える理由はそろっている。

 「残り試合も少ない。低めに集めるという自分の投球に集中して投げていきたい」。チームの勝利のために、懸命に腕を振るうのみだ。(阪井 日向)

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2021年9月7日のニュース