巨人の新外国人ハイネマン 早ければ10日の中日戦でデビュー!梶谷も復帰へ…再逆転優勝へベスト布陣

[ 2021年9月7日 05:30 ]

巨人・ハイネマン
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 巨人の新外国人スコット・ハイネマン外野手(28)と、右手甲骨折で離脱していた梶谷隆幸外野手(33)が、7日のイースタン・リーグ、日本ハム戦(鎌ケ谷)で来日初実戦と実戦復帰を、それぞれ迎える。両選手とも10日の中日戦(東京ドーム)前の1軍練習に参加する予定で、状態次第で早ければ同日に出場選手登録される見込み。逆転でのVロード加速へ、最後のピースがそろう。

 原監督が契約時に「最後のとりで」と評したハイネマン。走攻守を兼ね備えるアベレージヒッターで、3Aでは19年に打率・340を記録した。メジャーでは今季レッズで19試合に出場するなど通算68試合プレーして5本塁打。外野3ポジションと一塁を守る右投げ右打ちの万能型だ。

 10泊11日の長期遠征を終え、新神戸駅から帰京した指揮官は「ワンチームに(新たな)メンバーが加わる。明日、あさって(2軍戦に)出る。金曜日に東京ドーム。登録するかしないかというのはまだ」と予定を明かした。今季は新加入のテームズとスモークが途中で退団し「結果的には戦力になっていない。三度目の正直」と期待度は高い。5日に2軍に合流しており「動きはとってもいい」と報告を受けている。

 今後については「2人とも」とした。もう一人が梶谷だ。7月10日の阪神戦で死球を受けて右手甲を骨折。リハビリを経て、4日に2軍合流した。首位・阪神を1・5ゲーム差で追う中で、ようやくベスト陣容が整う。

 相乗効果の公算もある。5日の首位攻防戦は6点差を追いつかれ、3連戦を2敗1分けで終えた。2人と同じ外野手の丸が、19打席無安打で直近10試合は打率・143。原監督は「内容がちょっと悪すぎる。この前みたいに(2軍降格)しなきゃいけなくなる。ここ10試合の打率は見られたもんじゃない」と指摘した。

 6月に2軍降格の荒療治をしたが、残り38試合の今は状況が違う。「(2人が)加わるからおちおちしていられない」。必要不可欠な戦力の復調を熱望。その時、リーグ3連覇への「パズル」が完成する。(神田 佑)

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