1軍再合流ソフトバンク・デスパイネ 生き残りかけた残り5戦へ気合「体、状態とも非常にいいです」

[ 2021年8月2日 05:30 ]

<ソフトバンク練習>アップを行うデスパイネ(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンク・デスパイネがサバイバルに挑む。ソフトバンクは1日、ペイペイドームで全体練習を行い、2軍調整を続けてきたアルフレド・デスパイネ外野手(35)が1軍に再合流した。工藤監督は、残るエキシビションマッチ5試合の内容次第で、キューバの大砲の処遇を決めることを明言した。

 「体は心配ないが打撃の状態はいまいち分からない。(打撃の)状態が落ちて下に落ちたので。(必要なのは)アピールです。結果が出なければ2軍」

 負傷離脱中のグラシアルの復帰時期が不透明なため、代役となる右の大砲は欲しいが公正にふるいにかける。野手担当の小久保ヘッドコーチの推薦で1軍に合流させたデスパイネも特別扱いしない。

 デスパイネは今季、DHで開幕スタメンも打撃不振で5月3日に出場選手登録抹消。6月の東京五輪米大陸予選にキューバ代表で参加し左肩付近を負傷。再来日後はリハビリを経て、7月9日のウエスタン・リーグのオリックス戦で実戦復帰も、2軍戦13試合で29打数6安打(打率・207)2打点、0本塁打と打てていない。

 一方で、16歳から知る幼なじみのアルバレスはエキシビションマッチ4戦中、3戦でマルチ安打と猛アピール。デスパイネはこの日、「いい治療ができて体、状態とも非常にいいです」と前向きに話したが、新戦力の台頭で尻に火が付いている状態だ。

 指揮官は「本塁打を狙うだけでなく安打、出塁を。1打席1打席を大事に使ってほしい」と注文を付ける。まずは3日から始まる巨人とのエキシビションマッチ3連戦で、キューバの至宝の真価が問われる。(井上 満夫)

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