広島新庄、春夏連続甲子園!西井が10K無失点の力投 投打に引き継がれた迫田前監督の教え

[ 2021年8月2日 05:30 ]

全国高校野球選手権広島大会決勝   広島新庄12ー0祗園北 ( 2021年8月1日    尾道市びんご運動公園野球場 )

<広島新庄・祇園北>5年ぶりの夏切符をつかんだ広島新庄ナイン(撮影・奥 調)
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 広島新庄が新チーム結成後、県内無敗で春夏連続の甲子園出場を決めた。背番号18の先発・西井が7回10奪三振無失点。今春の選抜ではベンチ外でボールボーイを務めていた左腕が急成長し、「(選抜が)うらやましかった。悔しさをウエートトレにぶつけて、平均球速が上がった」と優勝の立役者となった。

 春夏通算6度の甲子園に出場した迫田守昭前監督は20年3月で退任。ベンチ入り20人中19人を占めた3年生は、その名将から指導を受けた最後の世代だ。同監督はヤクルト・田口、日本ハム・堀を育てるなど左腕の育成に定評があった。奈良出身の西井が広島への進学を決断した理由も「左投手が多く育つ印象があったから」。2番手左腕の秋山と無失点リレーを完成させた。

 宇多村聡監督は、迫田氏が広島商の監督時代の教え子だった。同氏は多くを語らず、「お前らしくやれよ」と大会前も優しく背中を押してくれたと言う。

 「迫田さんは私の恩師であり、広島新庄をここまで築き上げた方。(後任の)重圧はあったけど、簡単に負けない粘り強い野球は、必ず引き継がないといけないと思っていた」

 準決勝の西条農戦では最大5点劣勢からサヨナラ勝利を挙げた。決勝では、大量リードの展開でも犠打や盗塁を重用するつなぐ攻撃を徹底。粘り強く戦う姿勢に、指揮官は試合後に涙を流した。

 大可主将は言う。「迫田前監督のときから、コーチとして宇多村監督が見てくださっていた。だから、監督が代わっても僕たちの野球は変わらないと思います」。投打に“迫田野球”の跡がくっきりと残っていた。(河合 洋介)

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