田中将大 米国戦先発も4回途中3失点に「悔しいし辛いけど、まだ終わったわけではない」

[ 2021年8月2日 23:40 ]

<東京五輪 野球 準々決勝 日本・米国>4回2死一、二塁、勝ち越し適時打を許して厳しい表情の田中(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪に出場している野球日本代表「侍ジャパン」は2日、横浜スタジアムで行われた準々決勝で宿敵・米国と対戦。9回に1点差を追いついて6―6で突入した今大会日本初の延長戦タイブレークでサヨナラ勝ちを収めた。1次リーグから無傷の3連勝を飾り、悲願の金メダル獲得へあと2勝とした。日本のサヨナラ勝ちは1次リーグ初戦のドミニカ共和国戦(福島あづま)に続いて2度目。4日午後7時から同会場で開催される準決勝ではもう一つの宿敵・韓国と対戦する。

 ヤンキースから8年ぶりに日本復帰したメジャー通算78勝の先発右腕・田中将大(楽天)は、2点の援護をもらった直後の4回に崩れた。1死からカサスを四球で歩かせ、フレージャーに左中間二塁打(送球間に三進)されて1点差。フィリアへの死球で1死一、三塁としてからコロズバリに同点の左前適時打を許すと、さらに2死後、アレンに右翼線二塁打されて勝ち越しを許した。4回途中5安打3失点に「味方が先制した後にああいう風に点を取られて逆転まで許してしまったので、非常に流れを悪くしてしまった」と反省した。

 それでも最後までベンチで声援を送り、サヨナラ勝ち。「本当にいい勝ち方というか、最高の結果になった」と話し「今日の結果は自分にとって悔しいし辛いけど、まだ終わったわけではない。前向いて次の登板に備えて準備したい」と力を込めた。

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