ヤクルト・奥川、プロ最長7回無失点で3勝 “父の日快投”教わった「感謝と謙虚」胸に

[ 2021年6月21日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―1中日 ( 2021年6月20日    神宮 )

<ヤ・中>7回を無失点で投げ終えた奥川は笑顔でベンチに戻る(撮影・村上 大輔)
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 打球が右翼席に吸い込まれるとヤクルト・奥川は両手を上げて喜んだ。0―0の7回に自身の代打・川端が決勝2ラン。プロ最長の7回を無失点に抑えて3勝目を挙げ「狭くなりがちだった視野を広く持てた。この投球を続けたい」と笑った。

 奥川が手応えを語ったのは6回2死二塁で高橋周、ビシエドを迎えた場面。勝野との投手戦でロースコアでの決着が予想されただけに走者は増やしたくなかったが「カウントが悪くなったら無理しない」と冷静だった。際どいコースを突きながら結果は連続で四球。満塁となったが、最後は堂上を外角低めスライダーで二ゴロに抑え最大のピンチを脱した。

 父の日の快投。父・隆さんから教わった「感謝と謙虚」は常に胸に刻む。星稜のエースとして甲子園に4季連続出場し、3年夏に準優勝。世間からの注目度が高まるにつれ「謙虚でいることと、感謝の気持ちを持ち続けなさい」と何度も言われた。父に白星を届け「勝ちを付けてもらった打線に感謝の気持ちを忘れず、(父にも)勝利の報告ができればと思う」と胸を張った。

 高津監督も「特別いいようにも見えなかったけど工夫していた。また階段を上がった」と目を細める。依然、首位・阪神と6ゲーム差も2位タイをキープ。エース候補の成長がチームを加速させる。(青森 正宣)

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