広島・石原 待望プロ1号&初4安打!会沢離脱で“代役正捕手” 打で大暴れもリード面反省「次に生かす」

[ 2021年6月21日 05:30 ]

セ・リーグ   広島8ー10DeNA ( 2021年6月20日    東京D )

<D・広>5回無死、プロ1号となる右越えソロを放つ石原(撮影・島崎忠彦)
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 広島は20日のDeNA戦に敗れて今季初の同一カード3連勝を逃した中、石原貴規捕手(23)がプロ1号を含む自己最多の4安打と存在感を示した。今季初本塁打を記録したのはチーム5人目で、成長著しい若手がまたも台頭。2試合連続での2桁失点とリード面での猛省も貴重な経験とし、会沢の離脱で指名された「代役正捕手」として成長を期した。

 その力強さは「守備の人」ではない。0―8の5回先頭、石原は、カウント2―2からの坂本のチェンジアップを振り切って右翼最前列席まで運んだ。大卒2年目、通算41打席目でのプロ1号。「感触は良かった。もしかしたら(入るかもしれない)と思った」と手応え十分だった。

 8回には侍ジャパンの抑えの筆頭候補である山崎と対戦し、勝負球のツーシームを左前にはじき返した。さらに、9回2死一、二塁では三嶋の初球スライダーを中前適時打として1試合4安打。それでも、「(プロ1号は)率直にうれしいのはうれしいのですが…」と歯切れが悪かったのは致し方ない。頭の中は、2試合で計21失点したリード面の反省でいっぱいだった。

 先発2度目の大道が3回に直球の制球を突然乱した。すぐさま変化球中心の配球に変更するも、オースティンに満弾を浴びるなど立て直せなかった。19日の宮崎に続く2試合連続の満塁被弾。「投手に対して申し訳ない。自分が出したサインで打たれている。投手と話をして反省を次に生かすしかない」。大量失点を喫しながらも、首脳陣は2試合とも最後まで守らせて貴重な経験を積ませた。

 これまで坂倉が務めてきた16日の九里、19日の森下の女房役に指名された。正捕手の会沢は左脚を負傷して離脱。その“代役正捕手”が坂倉ではなく石原なのは、起用法からも明らかだ。佐々岡監督は「石原は守りを期待して起用している。もっともっとリード面でも勉強することがある」と失点を責めることなく成長を促した。

 「(守備を)買っていただいているのに、失点が多くて期待に応えられていない。盗塁阻止などはできているので、配球とか頭を使う部分をもっと勉強、整理をして(試合に)入りたい」。4安打でもプロ1号でも笑顔なし。改めて捕手の重責を痛感しているところだ。(河合 洋介)

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