珍しいシーズン途中の米球界からNPB復帰 古巣に戻った例は09年楽天の福盛、7勝10Sの好成績

[ 2021年6月3日 04:00 ]

山口俊、巨人復帰も ジャイアンツ傘下で不遇、退団伝えた

ジャイアンツ傘下AAAのサクラメント・リバーキャッツでプレーする山口俊
Photo By ゲッティ=共同

 シーズン途中に米球界からNPBに復帰するケースは珍しい。最近では2014年に、阪神が前ヤンキース傘下3Aスクラントンの建山義紀投手の獲得を6月25日に発表。ブルペンの駒不足を補うために当時38歳の中継ぎ右腕を緊急補強した。建山は日本ハム時代の04年には最優秀中継ぎ投手に輝き、10年オフにレンジャーズに移籍。13年6月にヤンキースに移籍したが、同年は3Aで9試合に登板した後、5月9日に自由契約となっていた。阪神では8試合に登板し、同年限りで現役を引退した。

 古巣に戻った例としては、09年に楽天に復帰した福盛和男投手がいる。楽天では05年から3年間、抑えとして活躍し、07年オフにFAでレンジャーズに移籍。しかし、メジャーでは4試合の登板に終わり、翌年6月に日本球界でのプレーを希望し、自由契約となった。福盛は球団の慰留を断ってメジャーに挑戦した経緯があったため、当時の野村克也監督に入団を直談判。入団テストを受けて2年ぶりの復帰を果たした。同年は35試合に登板し、7勝1敗10セーブの好成績を残した。
 

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