西武・平良がプロ野球記録にあと3試合 開幕から28試合連続無失点 9回に栗山が執念の同点打

[ 2021年6月3日 21:00 ]

交流戦   西武4ー4巨人 ( 2021年6月3日    東京D )

<巨・西>巨人打線を封じる平良
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 西武の平良海馬投手(21)が3日、巨人戦(東京ドーム)に登板し、開幕からの無失点を28試合に伸ばした。4─4の9回に登板し、無失点に抑えた。開幕からの連続試合無失点のプロ野球記録は、中日・田島慎二投手が16年に記録した31試合。4年目右腕が快挙へ数字を積み重ねている。

 先頭の松原を遊ゴロ、ウィーラーに左前打、吉川が犠打で2死二塁。この場面で打席に迎えるのは4番・岡本和。一塁が空いている場面で勝負を選択した西武バッテリー。平良は見事三振に斬ってピンチをしのいだ。

 東京五輪の代表有力候補でもある右腕は、1日の巨人戦で無失点に抑え、12年にソフトバンク・岡島秀樹がマークした26試合を上回り、パ・リーグ新記録を樹立。「意識せず、ただこれからも無失点を続けていくことができるように頑張ります」と話していたが、その言葉通り、安定した投球を披露した。

 なお、開幕からに限らない連続無失点試合のパ・リーグ記録は、03年豊田清(西武)と14年比嘉幹貴(オリックス)の34試合、プロ野球記録は06年に藤川球児(阪神)がマークした38試合となっている。

 先発のマウンドに上がったのは今季初登板の内海。18年オフに炭谷の人的補償で移籍後初めての古巣に登板となり、勝てば12球団勝利だったが、2回3失点と悔しい降板となった。ゲームは2-4の最終回に2死満塁から栗山が中前打で土壇場に追いつきドローに持ち込んだ。

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2021年6月3日のニュース