巨人・原監督「2点でよく抑えた」と9回2点差追いつかれた畠を労う 古巣戦登板の内海には感慨深げ

[ 2021年6月3日 22:04 ]

交流戦   巨人4―4西武 ( 2021年6月3日    東京D )

<巨・西(3)>9回、ベンチの原監督 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人は2点リードで迎えた9回に6番手右腕・畠が追いつかれ、西武相手にまたしても痛恨のドロー決着となった。

 3点リードを9回に追いつかれて引き分けた初戦に続いてまたも引き分けに終わった巨人の原辰徳監督(62)はビエイラをベンチ外に温存し、最後に起用した3連投の畠について「ビエイラも(連投が続いて)いたんでね。畠は先発やっているから抑えの気持ちもよく分かっているという中で投げさせた。でも、2点でよく抑えたということじゃないでしょうか」とまずは労いの言葉。そして、「本人は深く反省しているところだとは思いますけどね」と付け加えた。

 打撃面では、炭谷が巨人へFA移籍した際の人的補償として西武に移籍した内海の初球を2回に右越え1号2ラン。かつて12年間西武に在籍した中島は初回の中前先制打に続いて5回には左中間スタンドに3号ソロを放ってけん引した。「4点目のナカジのホームランも非常に大きいと思いました。結果的にはあれで、引き分けに持ち込んだと言うところでしたね」と原監督。追いつかれて迎えた9回には、1死からウィーラーが左前打で出塁し、吉川に犠打を命じて2死二塁として主砲・岡本和に懸けた。だが、岡本和は平良に空振り三振を喫して試合終了。代走の二走・重信をホームに迎え入れることはできなかった。

 岡本和が敬遠される可能性もあったが、西武ベンチは岡本和との勝負を選択。「(岡本)和真と(次打者の)ナカジに懸けたというところですね。2人に。(相手が)どういう形に出るか。勝負に来ましたね」と振り返った。

 また、2018年まで巨人に在籍した内海が西武の先発投手として1010日ぶりの東京ドームマウンドに上がり、古巣と初対戦。2回5安打3失点で降板したが、原監督は「非常に(東京)ドームのファンの人たちも大きな拍手。本人はどういう感じで、きょう自分を評しているかっていうのはともかくとしても、やはり彼が歩んできたジャイアンツでの道というものは非常に正しく、ファンの人たちは歓迎したというところですよね」と感慨深げだった。

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