巨人・原監督、序盤で“鬼の決断” 先発・今村を2回無死で降板、炭谷は1打席も打たせず代打・大城

[ 2021年5月23日 14:51 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2021年5月23日    バンテリンD )

<中・巨(11)>2回、KOとなり桑田コーチ(左)にボールを渡す今村(中)(撮影・椎名 航)
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 巨人の10年目左腕・今村信貴投手(27)が中日戦(バンテリンD)に先発登板。2回途中3安打3失点で降板し、2試合連続で序盤でマウンドを降りることとなった。

 初回を3つの外野フライで順調な立ち上がりに見えた今村だったが、0―0のまま迎えた2回、先頭の相手主砲・ビシエドにカウント1―1からの外角カットボールを右翼ポール際に先制6号ソロとされると、続く高橋周には左翼線を抜かれて二塁打とされ、阿部には四球を与えて無死一、二塁。ここで根尾に低めのフォークをうまく中前に運ばれ、2点目を失った。

 すると、ここでベンチから桑田投手チーフコーチに続いて原監督も出て投手交代をコール。2番手として登板した桜井が最初に打席へ迎えた今季初スタメンの桂を三ゴロ併殺打に仕留めた後で相手先発投手の福谷に中前適時打を許して今村は3失点となった。

 今村は前回登板した16日の阪神戦(東京D)では初回から3イニング連続で先頭打者に安打を許し、味方打線が2回裏に2点先制した直後の3回表に2失点して追いつかれ、3回5安打2失点(自責1)で降板。9回で142球を投げ3年ぶりの完封勝利をマークした4月11日の広島戦(マツダ)で今季2勝目をマークしたのを最後に5試合連続勝ち星なし中で、9日のヤクルト戦(東京D)では6回途中6安打1失点と勝利投手の権利を得て降板したが、リリーフ陣が打たれ、4試合ぶりとなる今季3勝目が消滅していた。

 なお、今村降板と同時に「7番・遊撃」で先発出場していた広岡を下げ、ここに2番手投手の桜井。3回に先頭打者として打席が回ってきた「8番・捕手」炭谷には代打・大城をコールし、原監督は序盤から先発バッテリーを入れ替えるなど激しく動いた。

 今村の投球内容は1回0/3で打者32人に対して32球を投げ、3安打3失点。奪三振はなく、与えた四球は1つだった。

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