ヤクルト・小川、圧投4勝!2戦連続完封目前の交代も「勝つことが大前提」

[ 2021年5月23日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―0DeNA ( 2021年5月22日    神宮 )

<ヤ・D>ヒーローインタビューを終え笑顔の西浦(左)と小川(撮影・島崎 忠彦)
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 祈るように戦況を見つめていたヤクルト・小川の表情が緩んだ。1―0の9回。マクガフが無死三塁を招いたがリードを死守し、チームトップの4勝目を手にした。切れのある直球を軸に、8回100球を投げて3安打無失点。2試合連続完封目前での交代にも「もちろん投げ切れたら一番だが、チームが勝つことが大前提」と一丸の白星を喜んだ。

 99球で完封した前回15日の中日戦を終えた夜、田口からシャンパンとワインをプレゼントされた。翌16日が31歳の誕生日。「お返しをしなきゃなと」と感謝。16日には愛知県田原市の実家に立ち寄って英気を養い、ゼロ行進を17イニングに伸ばした。

 チームは貯金生活のまま25日からの交流戦に入ることが決まった。「勇気を持って攻めの投球をしたい」。パ球団相手でも、真っ向勝負を挑む。(青森 正宣)

 《昨季に並ぶチーム4完封》ヤクルトは小川、マクガフの継投でスコア1―0の完封。チームの1―0完封勝利は18年8月28日阪神戦以来で、先発は同じ小川(7回無失点)だった。また、ヤクルトの完封勝利は今季4度目。セでは阪神の5度に次ぎ、巨人、広島に並ぶ2番目の多さ。リーグ最少だった昨季の4完封に早くも並んだ。なお、決勝打は西浦の2号ソロ。ヤクルト打者の1―0決勝弾は、14年6月11日楽天戦の山田以来。

  ▼ヤクルト・高津監督(小川を8回で代えたことについて)1―0の9回は難しい。投げてきた小川と、これから投げるマクガフをてんびんにかけて、スパッと決めた。

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2021年5月23日のニュース