最速146キロ右腕の滋賀学園・阿字 智弁学園相手に4回6失点完敗

[ 2021年5月23日 15:42 ]

春季近畿地区高校野球大会 1回戦   智弁学園15―0滋賀学園 ( 2021年5月23日    皇子山 )

滋賀学園・阿字悠真
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 プロ注目の最速146キロ右腕、滋賀学園(滋賀3位)・阿字悠真(3年)は、智弁学園(奈良1位)戦に先発も、4回6失点と精彩を欠いた。

 初回、先頭のドラフト上位候補スラッガー・前川にいきなり四球を与えるなど、立ち上がりから制球が定まらない。続く岡島に適時三塁打を浴びて先制を許すと、植垣にも左前適時打を浴び、2点を失った。

 2回以降もボールが散らばり、本来の姿を取り戻すことができなかった。2回に前川に適時打を浴びて1点を失うと、4回には5長短打を集められて3失点。4回6失点で、マウンドを後にした。

 とはいえ、随所にドラフト候補の片りんも見せた。4回には前川から空振り三振を奪うなど、投球回数を上回る計6三振を奪った。1メートル80、77キロと体格にも恵まれる本格派右腕の阿字は「完投を狙っていたので、すごく悔しいです。力んでしまった部分はあります」と振り返った。山口達也監督は「完敗です」と言葉を絞り出した。

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2021年5月23日のニュース