東大64連敗で脱出!「足攻」貫き10戦24盗塁 大音周平主将「フワフワした気分」

[ 2021年5月23日 12:59 ]

東京大学野球・第7週第2日   東大2―0法大 ( 2021年5月23日    神宮 )

22日の法大戦で二盗を決める東大・大音
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 東大が17年秋から続いていた連敗を64で止めた。先発の奥野雄介(4年・開成)が5回2安打無失点の好投を見せると、3投手の継投で法大打線を無失点に封じた。打線は2回に松岡泰希(3年・東京都市大付)の右前適時打で先制。4回には内野ゴロの間に2点目を挙げた。19年11月から指揮を執る井手峻監督はリーグ戦初勝利となった。

 大音周平主将(4年・湘南)は「めちゃめちゃうれしくて、フワフワした気分。ずっと勝っていなかったので感動してしまった」と喜んだ。決勝打を放った松岡泰は「(タイムリーは)あんまり覚えていない。気持ちで打った」と振り返った。

 この日は3つの二盗を決め、10試合で計24盗塁。井手監督は「塁が進まないと点が取れないので」と、積極的にスタートを切った。大音は「ほぼ毎日、盗塁の練習をやっていた」。二塁送球タイム1・8秒台の強肩・松岡泰を相手に、スタートを切る練習を繰り返していたという。

 前日の法大1回戦では二塁走者の代走で起用された隈部敢(4年・浅野)が、捕手が投手に山なりに返球する隙を逃さずに三盗を決めるシーンもあった。投手だけではなく、捕手のクセも分析していたからこそ、決まった盗塁だった。10試合で盗塁なしに終わったのはわずか1試合。足と頭を駆使し、4年ぶりの1勝をつかんだ。(川島 毅洋)

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