ロッテ・中村奨「気持ち良かった」3月以来2号V弾!マー君からも2安打

[ 2021年5月23日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3―1楽天 ( 2021年5月22日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>8回、勝ち越しソロの中村奨(右)を迎えるロッテナイン(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 主役の座を、主将がもぎ取った。1―1で迎えた8回先頭での打席。ロッテ・中村奨が福山の125キロのスライダーを捉えた。打球は快音を残して左中間へ。「久しぶりで気持ち良かった」と、3月28日ソフトバンク戦以来のアーチとなる勝ち越し2号ソロに、白い歯をこぼした。

 美馬と田中将の投手戦を盛り上げたのも中村奨のバットだ。初回1死一塁から中前打。「いい投手と分かっていた」と1日の前回対戦で2打数無安打1四球だった日米通算179勝腕から初安打を放つと、3回2死一塁ではスプリットを右中間への適時二塁打に。先制点を叩き出した。

 「(田中将は)前回より今日の方が良かった印象がある。しっかり打つべき球を打てたかな」

 前夜は3安打を放ったが、8回の守備で本塁へ悪送球。珍しく適時失策が記録された。「昨日は反省し、切り替えた」。昨季まで3年連続で全試合、全て二塁として出場。昨季の守備機会618、刺殺261はパ・リーグの二塁手で断トツで、今季もここまで同1位の213、86と、抜群の守備範囲の広さを発揮している。

 守備の貢献度も大きいが、ここまで打率・316はリーグ2位、5犠飛はリーグ最多。同じ二塁手出身の井口監督も「今年に入って走者を還すこと、自分が出塁して還る、そういう役割をしっかりしてくれている」と信頼する。チームは3位をキープし20勝到達。28歳のチームリーダーは「明日も勝って、交流戦に弾みをつけたい」と語気を強めた。(君島 圭介)

 ▼ロッテ・レアード(8回に3戦連発となる10号ソロ)最高の気分だよ。

続きを表示

2021年5月23日のニュース