日本ハム・栗山監督 大沢親分を抜いて球団最多632勝目「もっともっと勝ってなきゃいけない」

[ 2021年4月10日 17:43 ]

パ・リーグ   オリックス2―5日本ハム ( 2021年4月10日    京セラD )

<オ・日>日本ハム歴代監督1位となる632勝を記録し記念のボードを持つ栗山監督(左)と決勝打を放った野村 (撮影・奥 調)
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 日本ハムがオリックスに5―2で勝利して今季初の連勝。栗山監督は元監督の大沢啓二氏を抜き、球団最多632勝目を飾った。就任10年目で球団記録を達成した指揮官は「長くやらせてもらって、逆に言うともっと勝ってないといけないはず。今のシーズンを含めてちゃんとやれてない申し訳なさ、もっともっと勝ってなきゃいけない、何とかしなきゃという実感しかない。それだけの数、選手に喜ばせてもらったのは球団、ファンの人たち、選手たちには感謝している。俺は何もしていないので。一緒にやらせてもらったことは感謝している」と感謝の言葉を口にした。

 指揮官に勝利をプレゼントしたのが3年目の野村だ。2―2の9回。先頭の近藤が四球で歩くと、中田が右目強打から復帰後初安打となる右前打で無死一、三塁の勝ち越し機を演出して迎えた打席だった。試合前まで打率・270も得点圏打率は・077だった5番打者は、カウント3―0から漆原の直球を狙い打って中堅左への決勝適時二塁打を放ち、指揮官に節目の勝利をプレゼントした。

 試合後、記念Tシャツを着て指揮官とともに記念ボードを掲げた野村は「これまでたくさんチャンスで回してもらって僕が打てなかったので、ここは何とか打ちたいという気持ちで打席に立った。3―0だったけど思い切っていこうと思った。感触も良かったし、いい結果になって良かった」と安どの表情。指揮官の節目の勝利については「こういう節目の記録で自分が打って貢献できたことは凄くうれしい」と頬を緩めた。

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2021年4月10日のニュース