広島ドラ3大道はデビューから5戦無失点 お立ち台では緊張して絶句、九里が優しくフォロー

[ 2021年4月10日 18:00 ]

セ・リーグ   広島4―2巨人 ( 2021年4月10日    マツダ )

<広・巨>8回から登板する大道(撮影・成瀬 徹)
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 3年ぶり優勝を目指す広島は3連覇を狙う巨人に4―2で勝利を収めて2連勝。2カードぶりの勝ち越しを決め、貯金を3とした。

 初回に九里、安部の連続失策で1点先制を許したが、その裏、菊池涼、安部、西川の3連打で同点。1―2で迎えた3回には菊池涼、安部の連打で作った無死一、三塁から西川の遊ゴロ併殺打で追いつくと、4回には今季初スタメンの羽月が振り逃げで出塁した2死二塁から菊池涼、安部の連続適時打で2点を加えて2点をリード。投げては先発右腕・九里が3回に打者走者の梶谷と交錯して転倒するアクシデントを乗り越え、7回3安打2失点(自責1)の好投でプロ8年目にして自身初となる開幕3戦3勝を飾った。

 試合後のお立ち台にドラフト3位・大道とともに上がった九里は交錯して足を痛めた場面について聞かれ「大丈夫です」と力強く一言。「初回に自分のミスから失点してしまったので何とか粘り強く投げていこうと思って投げてました」とマウンドを振り返り、2度追いついて逆転してくれた打線の援護に「本当に心強く映りましたし、何とか粘り強く投げていれば野手の方が打ってくれると信じて投げてました」と感謝した。

 8回に2番手として登板した大道は坂本、梶谷、岡本和の上位打線を3人でピシャリ。デビューからこれで5試合連続無失点となった。九里に「本当に1年目とは思えない堂々としたピッチングをいつもしてくれているので本当に頼もしい限りです」と賛辞を送られた22歳は「緊張しています」としながらも、マウンドとお立ち台どちらが緊張しますか?との問いには「マウンドの方が緊張します」とポツリ。「自分の仕事をしっかり、自分の投球をしっかり、一つひとつやっていこうかなと思ってマウンドに立ちました」とし、強打者3人をわずか9球で仕留めたマウンドを「僕の持ち味である腕の振りを良くするスタイルを貫いていこうと思って投げてました」と振り返ると、スタンドから大きな拍手が降り注いだ。

 開幕から5試合無失点。日々どんな思いで投げていますか?の問いには「1試合1試合しっかり準備して…。えー…。まぁ…」と絶句。九里に視線を向けて助けを求め、九里が何やらささやいてアシストするという微笑ましいシーンの後に「しっかり準備して投げること、マウンド上がれるように準備したいなと思います」と一生懸命に答えると、スタンドにはほっこりムードが漂った。その後もインタビュアーの質問に何度も言葉を詰まらせ、その度に九里が優しくフォロー。日本テレビ系で解説を務めていた広島OBの黒田博樹さん(46)と石原慶幸さん(41)もその様子を微笑ましく見つめていたようで、ヒーローインタビューが終わると黒田さんは「(緊張は)最初は仕方がないでしょう。みんなが通る道ですしね」とした上で「自分がイメージしていたマウンド上の大道選手と全く声の質がね、雰囲気が違ってそのギャップが逆に良かったです」と強気な投球とは対照的な少し高めのキーで話すルーキーの姿に笑顔。昨季限りで引退した石原さんも「僕もイメージと真逆と言いますか、初々しい大道投手を見れてなごみますね」とうれしそうだった。

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