東大、1点届かず57連敗 井上慶が猛打賞

[ 2021年4月10日 14:54 ]

東京六大学野球春季リーグ戦第1週第1日 1回戦   東大5―6早大 ( 2021年4月10日    神宮 )

<早大・東大>8回1死二塁、この日3安打目となる左前打を放つ東大・井上慶(撮影・木村 揚輔)
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 一時は6点をリードされた東大が、終盤反撃して早大をあわてさせた。

 7回1死一塁から4番・井上慶秀(4年=県長野)が左中間へ反撃の二塁打。その後も代打・森末雅也(4年=戸山)の左前適時打などで一挙3点。8回にはリーグ戦初登板の飯塚脩人(2年=習志野)を攻め、2安打などで1点差まで迫った。最後はあと1本が出ず惜敗したが井手峻監督は「野手はよくやってくれたね。(2盗塁など)足も使って攻めるのが目標だったので」と手応えを口にした。

 3安打の猛打賞をマークした井上慶は「長打を打ったのもリーグ戦初めて。センター返しを心掛けたのがいい結果になった。僕はただ太っているだけ(97キロ)の選手。自信はないけど、練習ではバットを振ってきました」と3浪の苦労人はちょっとだけ笑顔を見せた。

 この日の敗戦で2分を挟み連敗は57に伸びた。ただ、井沢を救援した3投手が無安打に抑え、4人目に登板した鈴木健(2年=仙台一)は1メートル84の長身左腕。最後まであきらめない姿勢がある限り勝利は必ずやってくる。

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2021年4月10日のニュース