日本ハム・堀「豆腐」メンタル返上！好救援で連敗ストップに貢献

パ・リーグ   日本ハム2―1オリックス （ 2021年4月9日    京セラD ）

＜オ・日（1）＞7回途中に3番手で登板の堀　（撮影・奥　調）
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　マウンド度胸が試される場面。日本ハム・堀が、「豆腐」のメンタル返上を印象付ける好救援で今季初勝利を挙げた。

　「連敗しているのは分かっていた。あそこの場面でしっかり切れるように投げようと思った結果が勝ち星につながった」

　先発・金子が先制点を失い、2番手・西村が四球を与えて巡ってきた0―1の7回1死満塁でのマウンド。1人目の8番・宗に対し、半信半疑で投げた球が最高の決め球となった。カウント1―2からの4球目。「チャミさん（宇佐見）のサインミスかなと。あのカウントで内角真っすぐが来るはずがないと思った。打者もそうだし、僕も裏をかかれた」と苦笑いで振り返った内角直球が見事に決まって見逃し三振。続く太田は投ゴロに仕留めて大ピンチを切り抜け、直後の8回の浅間の逆転打を呼んだ。

　昨オフの契約更改交渉後の席で同僚から「豆腐」と揶揄（やゆ）されていることを明かしたほど、メンタルの弱さが課題だった。しかし、それを感じさせない好救援。チームの連敗ストップに貢献した堀の背中が大きく見えた。