大学球界でも「リアル二刀流」 日体大の149キロ左腕・矢沢宏太が3番投手で躍動

[ 2021年4月10日 13:59 ]

首都大学野球春季リーグ   東海大2―1日体大 ( 2021年4月10日    大田 )

<首都大学野球春季リーグ 日体大・東海大>最速145キロを計測し、7回2失点の好投を見せた矢沢
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 日体大の最速149キロ左腕の矢沢宏太(3年)投手は「3番・投手」で先発し、打撃では4打数無安打に終わったが、投球では7回3安打2失点の好投を見せた。

 最速145キロを計測した直球に2種類のスライダーを効果的に使った。開幕戦のマウンドを「ストレートの強さを生かしながら、変化球を決めていく。そこはよかった。ストレートの強さはオフに求めていたもの」と振り返り、二刀流に関しては「イニング間に体が冷えにくい。ピッチングにつながっている」と相乗効果を語った。

 リーグ戦では指名打者制を採用時に先発投手を経験したものの、打順に入り先発投手を務めることは初という。

 日体大入学時に古城隆利監督から「どっちもやろうか」と提案を受けたことがきかっけとなり、大学球界では珍しい二刀流に挑戦。練習では基本的に投手のメニューをこなし、打撃練習も行う。

 開幕戦は接戦に敗れ「まだ1試合目。今日は負けたが、優勝もある。投手でも野手でも結果が大事。結果を残していきたい。打率は3割5分、3本塁打以上、投手としては先発登板を続けていきたい」。投打でチームに貢献することを誓った。

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2021年4月10日のニュース