中日・加藤球団代表「納得できるまで説明する」 契約更改めぐり日本プロ野球選手会が抗議文

[ 2020年11月28日 21:23 ]

保留者が相次ぐ中日の契約更改
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 中日・加藤宏幸球団代表は28日、日本プロ野球選手会から抗議文が出たことに対して、「これまでもやってきたつもりだが、説明が不十分ということであれば、納得できるまで説明を行っていきたい」と話した。

 日本プロ野球選手会はこの日、加藤代表の言動に関し、抗議文を出したことを発表。26日から始まった中日の契約更改交渉において「所属選手に対する査定方法の事前説明が二転三転したり、不十分な点があった」と指摘し、さらに同代表が「メディアに対して、一方的に所属選手が年俸金額で揉めているかの印象を与える発言をするなど、選手と球団の信頼関係を維持できない状況が発生している」とした。その上で「球団代表の言動に強く抗議し、所属選手に対する十分な説明、誠実な協議を求める申し入れを行いました」と明かしていた。

 中日の契約更改をめぐっては初日の26日に木下拓がサインを保留。さらに翌27日も福谷、福が保留していた。その際に加藤代表はコロナ禍により球団経営が厳しいことから「今年については査定を基に出した金額をこれっぽっちも譲るつもりはない」「情状はしない」などと言及。また、他球団の契約更改を参考にしたい、という選手の発言に対して「他球団は他球団。ドラゴンズはドラゴンズ。変更するとドラゴンズの査定が間違っていたことになる」とし、提示した金額を2度目の交渉でも変更しないことを表明していた。

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2020年11月28日のニュース