ヤマハ・秋利 “USAの技術”見せた! 先制V打含む3安打3打点

[ 2020年11月28日 05:30 ]

第91回都市対抗野球大会1回戦   ヤマハ9-0日立製作所 ( 2020年11月27日    東京D )

<ヤマハ・日立製作所>3回無死満塁、ヤマハ・秋利(左)は左前適時打(撮影・小海途 良幹)
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 「メード・イン・USA」の打撃が光った。ヤマハの1番で補強選手の秋利が5打数3安打3打点で大勝に貢献。3回無死満塁では内角直球を逆方向の左前へ運ぶ先制の2点打を放ち「思い切り振れたことが結果につながった」と振り返った。

 愛知学院大に進学も3カ月で中退。両親の勧めで1年後に渡米し、カリフォルニア州立大ノースリッジなどでプレー。大リーグのスカウトが視察に訪れ、ドラフト候補にも挙がった。同じ左打者のバリー・ボンズを参考にバットを短く持ち、コンパクトにはじき返す打撃スタイル。コミュニケーションも米国仕込みだ。遊撃から声掛けで投手をもり立て、DeNA5位指名の池谷も「凄くありがたいです」と感謝する。

 大リーグのドラフトで指名されず、帰国後に三菱重工名古屋に入社。今季で事実上の廃部となるが「拾っていただいた。(三菱重工名古屋の思いを)背負ってやっていきたい」と感謝を胸にプレーする。(柳内 遼平)

 ◆秋利 雄佑(あきとし・ゆうすけ)1992年(平4)7月31日生まれ、福岡県出身の28歳。常葉菊川では甲子園出場なし。愛知学院大を経てワシントン州スカジット・バリー短大で2年間プレー後、カリフォルニア州立大ノースリッジに編入。帰国後は三菱重工名古屋でプレー。1メートル82、89キロ。右投げ左打ち。 

 ▼ヤマハ・池谷(DeNA5位指名の左腕は8回に救援し1イニングを3者三振。最速142キロ)長所であるストレートを中心に腕を振って投げることができた。

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