「創価大のカーショー」149キロ左腕の鈴木勇が完投&12奪三振

[ 2020年11月10日 15:27 ]

第16回関東地区大学野球選手権大会 準々決勝   創価大8―3国際武道大 ( 2020年11月10日    横浜 )

<創価大・国際武道大>力投する創価大・鈴木勇投手(撮影・柳内 遼平)
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 第16回関東地区大学野球選手権大会は10日、横浜スタジアムで準々決勝が行われた。創価大(東京新大学野球連盟1位)が8―3で国際武道大(千葉県大学野球連盟2位)を下し、準決勝に駒を進めた。

 大リーグ・ドジャースのクレイトン・カーショー投手(32)を投球フォームのお手本にする「創価大のカーショー」が156球の熱投で9回完投勝利を挙げた。

 早くも来秋のドラフト候補に挙がる創価大の最速149キロ左腕・鈴木勇斗投手(3年)は9回を4安打3失点で12奪三振の好投。「焦らず自分のペースで投げられた。同点になってからはギアをもう1つ上げ、仲間を信じて投げることができました」と振り返った。

 序盤は変化球でストライクが取れず、「直球頼りになってしまった」と反省したが、5回に前掛かりになっていたフォームを修正したことで後半はスライダー、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球でストライクを先行させた。

 圧巻だったのは終盤だ。「疲れはあまり感じたことがない」とスタミナに自信を持つ左腕は8回に自己最速まであと1キロに迫る148キロを計測し、2三振を奪うと、球数が140球を超えた9回も球威は全く落ちず、またも2三振を奪って試合を締めた。

 あすの準決勝に向け「この大会で優勝して4年生に良い思いをしてもらいたいです」と意気込んだ。

 ◆鈴木 勇斗(すずき・ゆうと)2000年3月17日生まれ、鹿児島県出身の20歳。小4で野球を始める。日吉中では硬式の串木野黒潮でプレー。鹿屋中央では甲子園経験なし。創価大では2年秋からベンチ入り。50メートル6秒5。遠投100メートル。1メートル72、78キロ。左投げ、左打ち。

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2020年11月10日のニュース