ヤクルト・ドラ1奥川「ワクワク感と緊張感」10日広島戦、いざプロ初登板初先発!

[ 2020年11月10日 05:30 ]

一塁のベースカバーに走る奥川(撮影・篠原 岳夫)
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 待ち切れない。その心境は表情に表れていた。10日の広島戦でプロ初登板初先発を果たすヤクルトのドラフト1位・奥川が、目を輝かせた。甲子園に4季連続出場した右腕は「(甲子園での登板と)同じ気持ちですね」と言い「凄い舞台なので、そこに立てるワクワク感と緊張感です」と続けた。

 デビュー前日、初めて神宮コブシ球場で汗を流し、短距離ダッシュなどで最終調整。「徐々に緊張感も増してきています」。練習後には約100メートルの距離で、東京六大学フレッシュトーナメント観戦のため神宮を訪れた楽天ドラフト1位指名の早大・早川とニアミスする場面もあった。

 1月の新人合同自主トレ中に右肘に軽度の炎症を訴えた。地道なリハビリを経て、1軍にたどり着いた。高津監督からは「経験を積んで、来年以降に生かせるように」と助言された。7日にブルペンで27球を投げ込んだ。

 6日の日本ハム戦でオリックスの宮城が高卒新人一番乗りのプロ初勝利を挙げた。高3時にはU18日本代表で同僚。「一緒にやっていたときから、いい投手だなと思ってた」と刺激になっている。

 チームにとっても今季最終戦。両親も観戦予定だ。「自分もチームも後味よく終われるように」。いよいよ黄金新人がプロの第一歩を刻む。(川手 達矢)

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2020年11月10日のニュース