ヤクルト・奥川 待望のプロ初登板は初回2失点 1番・誠也とオール直球勝負で二塁打許す

[ 2020年11月10日 18:28 ]

セ・リーグ   ヤクルト―広島 ( 2020年11月10日    神宮 )

<ヤ・広>ヤクルト先発・奥川(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトのドラフト1位ルーキー、奥川恭伸投手(19=星稜)が10日、チームの今季最終戦となった広島戦(神宮)でプロ初登板初先発。最初に打席へ迎えた侍ジャパンの主砲・鈴木誠也外野手(26)にオール直球勝負の末、二塁打を打たれるなど初回に2点を失った。

 楽天時代に田中将大らの女房役を務めたベテラン・嶋基宏捕手(35)とバッテリーを組んでのマウンド。2016年10月1日のヤクルト戦(マツダ)以来1501日ぶりに1番打者として先発出場した鈴木誠に対し、初球は外角に外れる146キロ直球を投げ込んだ。その後も150キロ近い直球を投げ続け、3ボール1ストライクからの5球目は真ん中に入る148キロ直球。これを右中間に弾き返されて二塁打とされると、奥川は“プロの洗礼”に思わず苦笑いを浮かべた。

 続く2番・田中広は初球147キロで左邪飛に仕留めたが、3番・長野には2球連続直球の後でこの試合9球目にして初めて変化球を投げたフォークを三塁内野安打とされて一、三塁のピンチ。続く4番・松山にはオール直球勝負の3球目を今度は左中間二塁打とされて2点先制を許した。

 5番・坂倉にも2球目の142キロ直球を左前打されて再び1死一、三塁のピンチとした奥川。だが、6番・堂林をフォークで空振り三振に仕留めると、7番・高橋大はファウルで粘られた後の10球目、外角高めスライダーで見逃し三振に仕留め、それ以上の失点は許さなかった。

 奥川の初回の投球内容は打者7人に29球を投げ、4安打2失点。2三振を奪い、四死球はなかった。

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