ア・リーグ新人王はカイル・ルイス マリナーズからの受賞はイチロー以来19年ぶり

[ 2020年11月10日 12:48 ]

ア・リーグの新人王に輝いたマリナーズのカイル・ルイス(AP)
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 大リーグの今季の新人王が9日に発表され、ア・リーグでは今季58試合に出場して打率・262、28打点、11本塁打を記録していたマリナーズのセンター、カイル・ルイス(25=193センチ、95キロ、右投げ右打ち)が30人の投票者全員から1位票を集めて選出された。

 マリナーズの選手で新人王に輝いたのは2001年のイチロー以来、19年ぶりで、2000年の佐々木主浩を含めて史上4人目。ア・リーグ新人王の満票での受賞者はデレク・ジーター(ヤンキース)、マイク・トラウト(エンゼルス)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)らを含めて12人目となった。

 ルイスはマーサー大(ジョージア州)から2016年のドラフト全体11番目に指名され、昨季にメジャーに昇格。37得点は今季のメジャーの新人選手の中では最多だった。 

 ナ・リーグではブルワーズのリリーフ投手として今季22試合に登板し、4勝1敗、防御率0・33という好成績を残していた右腕のデビン・ウィリアムス(26=191センチ、75キロ)が受賞。同投手はミズーリ州のヘイゼルウッド・ウエスト高から2013年のドラフト全体54番目に指名されていた選手で、得意のチェンジアップを生かして2季目を迎えていた今季は27イニングで53三振を奪っていた。同投手はナ・リーグの最優秀リリーフ投手にも輝いており、先発もセーブもない投手が新人王となったのは史上初めてとなった。

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