オリックス 田口コーチを“降格” 得点力不足で2年連続最下位、打撃不振の責任で配置転換

[ 2020年11月10日 05:30 ]

オリックスの田口壮野手総合兼打撃コーチ
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 オリックス・田口壮1軍野手総合兼打撃コーチ(51)が来季1軍外野守備走塁コーチに配置転換されることが9日、分かった。2年連続最下位に沈んだ要因の一つが打撃不振による得点力不足で、事実上の降格となった。

 2年連続最下位からの逆襲へ、大なたを振るった。7日のシーズン最終戦後に各コーチ陣に通達された。田口氏は92年に入団。96年にはイチローらと日本一、大リーグのカージナルス、フィリーズで世界一になるなど球団を代表する選手の1人。15年オフに2軍監督に就任し、18年オフから現職を務めていた。

 これを受けて、球団は1軍打撃コーチには外部招へいを検討しており、辻打撃コーチは留任する。佐竹1軍外野守備走塁コーチは、2軍外野守備走塁コーチに配置転換される。投手部門の整備も進める。今季まで広島2軍監督だった水本勝己氏が1軍ヘッドコーチに就任。高山ヘッド兼投手総合コーチが投手コーチに専念する一方で、新たに、小松1軍投手コーチがスカウトなどに転出される見込みとなり、こちらも外部招へいを検討していることが判明した。

 中嶋監督代行は、来季監督へ内部昇格することが内定済み。今季最終戦後にはナインを集めて「最下位の屈辱だけは忘れずに過ごしてほしい」と呼び掛けた。オリックスが新体制で巻き返しを図る。

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2020年11月10日のニュース