球児と競った岩瀬仁紀氏が惜別 「防御率だけは負けたくなかったけど、通算は球児が上。さすが」

[ 2020年11月10日 05:30 ]

18年10月、引退試合を迎える岩瀬仁紀投手(左)の肩を揉む藤川球児投手
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 阪神・藤川球児投手(40)が、10日の巨人戦で引退試合を迎える。長年、中日の守護神として君臨し、藤川と切磋琢磨してきた岩瀬仁紀氏(46)が、惜別のメッセージを寄せた。

 「お疲れ様だけだね。今までやってきたことはよく分かっているし。あとは自分でどう幕を引くかという年齢だからね。ゆっくり飯でも食いながら、昔はああだった、こうだったという話をしたいね。球児がいたから頑張れたというのはある。ライバルであり同志だね。

 タイトル争いはどっちが獲るかというのはあったけど、それはチーム事情もある。結局、平等な目で戦えるのは防御率。防御率だけは負けたくない気持ちはあったね。通算だと球児の方が上(岩瀬は2・31)。さすがだなと。

 08年の北京五輪では、成瀬の部屋に行ってよく一緒にゲームばっかりしていたのを思い出すな。パワプロとか野球ゲーム。俺は下手だから、憲伸と球児と成瀬がやっているのをいつも見ていた。それが北京五輪の時の癒やしだったね」

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2020年11月10日のニュース