清原和博氏 球児に“あの一件”を公開謝罪「サインを出したのは矢野監督」 温かい言葉で労ねぎらう

[ 2020年11月10日 22:01 ]

セ・リーグ   阪神0-4巨人 ( 2020年11月10日    甲子園 )

<神・巨24> 清原和博さんからのメッセージが流れる(撮影・大森 寛明)
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 阪神・藤川球児投手(40)の現役引退セレモニーが10日、阪神―巨人戦(甲子園)の試合後に開催され、元西武、巨人、オリックスの清原和博氏(53)がメッセージを寄せた。

 電光掲示板の大型ビジョンに映像出演した清原氏は「藤川投手との思い出といえば、東京Dでの物議をかもした、あの事件です」と2005年4月21日の巨人―阪神戦で大差が付いた試合展開の中、7回2死満塁でフォークを投じた藤川に対して、空振り三振を喫した清原氏が厳しい言葉を発した一件に自ら言及。「藤川投手は何も悪くありません。サインを出したのは矢野監督です」と笑いを誘った上で、「藤川投手、ごめんなさい」と、こうべを垂れた。

 清原氏は続けて「自分の野球人生の中でバットを振って、ボールが上を通っていく。こういうことが初めてのことでした。本当に完敗です。『粉骨砕身』いつ壊れてもいいほど腕を振っていた。そういう精神でやってこられた藤川投手。これからは、ゆっくりと肩・肘、そして心も休めて新たな人生に向かって行ってください。本当にお疲れ様でした」と温かい言葉で、労をねぎらった。

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