日本ハム3位、上武大・古川捕手が好リード 武蔵大下し4強進出

[ 2020年11月11日 00:13 ]

第16回関東地区大学野球選手権大会 準々決勝   上武大4―1武蔵大 ( 2020年11月10日    横浜 )

<関東地区大学野球選手権大会 武蔵大・上武大>2回、上武大・古川は左飛に倒れる(撮影・西川 祐介)
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 第16回関東地区大学野球選手権大会は10日、横浜スタジアムで準々決勝が行われた。上武大が4―1で武蔵大を下し、準決勝に駒を進めた。

 日本ハムからドラフト3位指名を受けた上武大の古川裕大捕手(4年)は「4番・捕手」で出場し、3打数無安打ながら好リードでチームを勝利に導いた。「打てればベストだが、自分の目指しているのは勝てる捕手」。武蔵大は振ってくるというデータを生かした。制球力が武器の先発右腕・吉野はコースに出し入れする投球で狙いを外させ、8回から登板した2番手の加藤とは直球を見せ球に変化球で勝負した。「(7回に)本塁打を打たれたことが悔しい」と、最少失点ながらも自分に厳しく言った。

 視察した担当の高橋憲幸スカウトは「今年はコロナ禍がありながら「4番」「捕手」「主将」としてチームをよく統率し、結果も残した。彼は左投手も苦にしない打てる捕手。1年目から1軍でマスクをかぶれるようにキャッチャーとしてのベースを高めていってほしい。“古川裕大”が次世代の目標となるような選手になってほしい」と大きな期待をかけた。

 例年なら明治神宮大会出場を懸けた大会。今年はコロナ禍で中止され、泣いても笑っても最後の大会となるが「優勝して“上武大ここにあり”という姿を後輩たちに残していきたい」と意気込んだ。

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2020年11月10日のニュース