広島・中村祐「引き続き体調に気を付けて応援よろしくお願いします!」好投&快打、鯉党の体調まで気づかう

[ 2020年10月11日 17:44 ]

セ・リーグ   広島7―4ヤクルト ( 2020年10月11日    マツダ )

<広・ヤ>ヒーローインタビューを終えポーズをとる中村祐 
Photo By 代表撮影

 広島の中村祐太投手(25)がヤクルト戦(マツダ)で6回6安打1失点と好投。自ら2シーズンぶりとなる打点付きの安打も放ち、ホームでは2018年5月1日の巨人戦(マツダ)以来894日ぶりとなる今季2勝目(1敗)をマークした。

 今季4度目の先発マウンドで、そのうち3試合がヤクルト戦という中村祐。前回登板した今月4日のヤクルト戦(神宮)では5回3安打1失点と好投して887日ぶりとなる勝利を挙げていたが、この日は2連勝で区切りのプロ通算10勝目となった。

 ホームで待望のお立ち台に上がった中村祐は「久々にマツダスタジアムで勝ててすごくうれしいです」と満面笑み。「なかなか勝てずに、長い間、苦しんでたんですけど。こうしてまた応援してくれる人の前で勝つ姿を見せられて、すごくうれしいです」と一言ひと言をかみ締めるように口にした。

 6回1失点という内容には「あまり調子は良くなかったんですけど、もう会沢さんのミットを目がけて一生懸命投げるだけだったので、バックを信じて投げてました」と振り返った中村祐。「インコースをしっかり投げ切れるようにっていう試合前の課題もあったので、何とか投げ切れて良かったなと思います」とうれしそうに微笑んだ。

 5回の無死満塁では初球の直球を叩いて自ら2年ぶりの安打&打点となる右前適時打を放ち、8月にノーヒットノーランを達成している相手先発右腕・小川を降板へと追い込んだ。一塁ベース上ではクールな表情を浮かべていたが、お立ち台では「あそこは思いっ切りいけっていう指示が出ていたので、初球を思いっ切り振ろうと思って振った結果がボールに当たって良かったなと思います」と爽やかな笑顔を振りまいた。

 最後にファンへメッセージを求められると「この状況下の中、すごい温かい応援ありがとうございます」と感謝。「本当に声援がすごく力になっているので、これからも引き続き体調に気を付けて応援よろしくお願いします!」とコロナ禍で応援を続ける鯉党の体調まで気づかう“満点インタビュー”だった。

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