ソフトバンク・東浜「緊張感楽しみながら」8回1失点!負ければ首位陥落、6連敗中の本拠ロッテ戦で力投

[ 2020年10月11日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―1ロッテ ( 2020年10月10日    ペイペイD )

<ソ・ロ>8回を投げ1失点の東浜東浜(撮影・中村 達也)
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 敗れれば首位陥落。優勝を争う2位・ロッテには今季ペイペイドームで6連敗中。プレッシャーだらけのマウンドは、ソフトバンク・東浜にとっては「そういう中で投げさせてもらえるのはありがたいこと」だった。

 迎えた今季15試合目。初回は9球で3者凡退。2、4回には先頭打者に四球を与えたが、併殺打で切り抜けた。6回に1点を失ったが集中力は切らさず、8回まで3安打1失点で粘った。今季最多タイの8三振を奪い、自身5連勝で7勝目。「緊張感をいい意味で楽しみながら」と、105球を投げ切った。チームが5勝11敗1分けと苦しむロッテ戦で、2勝目を挙げた。

 1年前の10月は、チームがCS、日本シリーズを戦う中、宮崎にいた。昨年6月に右肘の手術を受け、10月19日、フェニックス・リーグで実戦復帰した。来年こそは、の思いを胸に再スタートを切った。

 今週前半の西武との3連戦には同行せず、筑後市のファーム施設で調整した。コーチらと1年前のリハビリの時期の話題になり「懐かしみたくないです。思い出したくないんで」と苦笑いしながら、苦しんだ期間のことを考えた。「1軍に戻って来られて、支えてくれた方々に感謝したい」と、優勝争いのマウンドに立てる喜びを再確認した。

 中6日で回る登板間の過ごし方は「コンディションを維持というより、上げるように。トレーニングも負荷を上げたりしている」と、常にレベルアップを意識して臨んでいる。

 ロッテに再び1ゲーム差を付ける好投に工藤監督は「凄いプレッシャーがあったと思うが、最初から落ち着いていた。良く投げてくれた」と賛辞を送った。残り23試合。しびれる終盤戦に向け、東浜は「投げさせてもらっていることに感謝して、最後まで走り抜く」と引き締めた。

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2020年10月11日のニュース