五十嵐引退…ロケットボーイズ・石井投手コーチも「寂しい」

[ 2020年10月11日 14:37 ]

ヤクルトの五十嵐
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 ヤクルト・五十嵐亮太投手(41)の今季限りでの現役引退が明らかになったことを受けて、広島遠征中の石井弘寿投手コーチ(43)が思いを語った。マツダスタジアムでの広島戦の試合前に対応。かつて五十嵐とのコンビで「ロケットボーイズ」と呼ばれ、人気を集めた石井コーチは数日前に五十嵐から電話で引退報告を受けたことを明かして「寂しい思いが第一だけど、本当にお疲れ様でした」と伝えたという。

 ともに150キロ超の剛球で右の五十嵐、左の石井のリリーバーとしてフル回転。「ロケットボーズ」での思い出には「いろいろあり過ぎて今は思い浮かびません。右と左で頑張って来ましたが、僕たちの後ろ(抑え)を投げる現監督の高津さんにどうつなぐか必死でした」。ライバルであり、良き仲間でもあった。「いろんな意見を交換し合える仲で、五十嵐がいたから自分も成長出来たし、プライベートでも常に一緒にいたので弟みたいな存在です」と懐かしそうに振り返った。

 五十嵐が古巣・ヤクルトに復帰した昨年からは選手とコーチの関係に。同じユニホームを着てからは、フォームのチェックや修正を重ねたそうで「常に彼は追求心があり、少しでも上手くなろうという気持ちを持っているが故に(日米通算)900試合以上の登板が成せたんだと思いますし、長い現役生活を送れたんだなと感じました」。昨季は、試合中にブルペンで登板準備する五十嵐を後ろからコーチとして見ていた石井コーチは「若い頃を思い出し、感慨深いものがありました」と語り、思い出は尽きないようだった。

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2020年10月11日のニュース