阪神・大山 4番の働き2適時打!21打席ノーアーチも4番の働き

[ 2020年10月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―5DeNA ( 2020年10月10日    甲子園 )

<神・D>4回2死一、三塁、大山は右前適時打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 阪神・大山は2本の適時打で2打点と4番の働きを見せ虎党を沸かせたが、相手助っ人の豪快な一発攻勢に最後は虎党にため息をつかせる結果となった。

 初回。1点を先制しなおも無死一、二塁から浜口の高めに浮いたチェンジアップを左前に運び2点目。「いい流れで回ってきたので、その流れで打つことができた」。2―2とされた直後の4回2死一、三塁ではカウント2―2から2番手・進藤の低め速球を逆らわずに一、二塁間を破る右前適時打。「追いつかれた直後だったのですぐに勝ち越したいと思っていた」。自らのバットで相手に傾きかけた流れを再び、たぐり寄せたかにみえたが、結果は違った。

 2試合連続の複数安打を記録したが、リーグ優勝が絶望的になった今、ファンが大山に期待するのは本塁打キングだ。この日はDeNA・ソトが2打席連続弾で21本塁打とした。4番として一発でも「お返し」したかったが、7回先頭ではパットンのスライダーに空振り三振に倒れた。5日の巨人戦でトップに並ぶ24号2ランを放って以降、4試合21打席ノーアーチ。その間に巨人の岡本が再び単独トップに立つなど、し烈な争いは続く。

 タイトルについては以前から「終わった時にどうだったかだと思う」と意識を置いていないが、大山の一発は相手も脅威に感じている。残りは25試合。球団では86年のバース以来、34年ぶりの本塁打王へ、今日のDeNA戦で“まずは一本”と行きたい。(長谷川 凡記)

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2020年10月11日のニュース