中日 高木守道氏追悼試合で完敗4位転落…与田監督「気持ちは察して」

[ 2020年10月11日 05:30 ]

セ・リーグ   中日1―7巨人 ( 2020年10月10日    ナゴヤD )

<中・巨>試合前、高木守道氏を追悼し、黙とうする中日ナイン(撮影・椎名 航)
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 悔恨の「10・10」となった。中日は、1月17日に78歳で死去した球団OBで元監督、高木守道氏の追悼試合で完敗。必勝を期して臨んだ与田監督は「気持ちは察してよ。勝つという気持ちで、みんな臨んでいるんだから」と悔しさをにじませた。

 監督、選手ら約90人は試合開始2時間前に球場内のオープンデッキに設置された遥拝所で黙とうをささげた。試合直前にはベンチ前に整列した両軍選手が見守る中、大型ビジョンに94年10月8日、いわゆる「10・8」として語り継がれる巨人との決戦のオーダーが掲示され、故人の往時の映像も流れた。チームは故人が現役時代に付けた「1」を背負い胸には監督時代の「88」を付け、戦いに臨んだ。

 だが、気合が空回りしたのか。先発・ロドリゲスが5回途中5失点、打線も1点どまりと投打の歯車がかみ合わなかった。7回に流れた74年特別バージョンの応援歌「燃えよドラゴンズ!」も、むなしく響いたのみ。ナゴヤドームでの連勝は7で止まり、4度目チャレンジも勝率5割復帰に失敗。シーズン巨人戦の負け越しも決まり4位転落となった。(惟任 貴信)

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