白血病闘病中の北別府さん 自身は獲れなかった新人王、森下には太鼓判「今、最大の楽しみ」

[ 2020年10月11日 13:44 ]

北別府学氏
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 広島のエースとして通算213勝を挙げた野球解説者の北別府学さん(63)が11日、自身のブログを更新。前日10日のヤクルト戦(マツダ)で6回無失点と好投して今季8勝目を挙げた広島のドラフト1位ルーキー、森下暢仁投手(23=明大)の新人王獲得へ太鼓判を押した。

 森下は初回の無死満塁に続いて6回の1死満塁も無失点で切り抜ける圧巻投球。新人王を争う戸郷(巨人)と勝ち星で並び、投球回数や奪三振など、その他の数字では森下が上回っている。

 後輩の好投から一夜明けたこの日、「新人王を」のタイトルでブログを更新した北別府さん。「私も今年の新人王は森下投手の手にと願ってやまない1人」と書き出すと「投手のタイトルはほぼ頂きましたが新人王だけは獲れなかった」と自らの投手人生に触れた上で「今季の新人王のタイトル。とろうと思わず力まずこれまでのスタイルで投げていけば獲れる!!」と太鼓判。「今、最大の楽しみだな」とビッグスマイルの絵文字を付けて喜んだ。

 北別府さんは1月に成人T細胞白血病を公表。5月19日に息子をドナーとする骨髄移植を受けて7月11日に退院し、現在は通院しながら自宅で静養を続けている。

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