梨田氏がTVで闘病赤裸々告白「2週間全く記憶ない」「今でも握力がない」体重16キロ減から12キロ戻る

[ 2020年10月11日 20:04 ]

梨田昌孝氏
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 新型コロナウイルス感染による肺炎から回復し、5月に退院した元近鉄、日本ハム、楽天監督で野球評論家の梨田昌孝さん(67)が11日の広島―ヤクルト戦(マツダ)を中継したNHKで解説を務め、闘病中は2週間にわたって全く記憶がないことや最大16キロ減った体重が現在は12キロ戻ったことなどを赤裸々に明かした。

 4日のオリックス―楽天戦(京セラD)で現場復帰し、この日は2度目の解説にして初の屋外球場。放送開始と同時に一人でカメラの前に姿を見せた梨田さんはおなじみの柔らかい笑みを浮かべ「こんにちは。梨田昌孝です。久々に広島に来ました。そしてマツダスタジアムに来たんですけども、やっぱり屋外の球場はいいなあっていう感じがしますね。非常に爽やかな感じを受けます。きょうはですね、プロ野球中継を解説しますけども、スタートさせてもらいます。どうぞ!」と異例の宣言を行った。

 その後、浅井僚馬アナウンサー(42)から「梨田さん、お久しぶりでございます」と声をかけられた梨田さん。同じ島根県出身でダブル解説を務める元広島の沢村賞投手、大野豊さん(65)が「非常に心配しましたけど、こうして元気に現場に戻られて。また、きょう一緒に解説できることで本当にうれしく思っております」と話した後で「やせられたって聞いたんですけどね。リバウンドですか?」とちゃめっ気たっぷりにいじると、うれしそうにほほえみながら「筋肉が落ちたんでね。しっかりと今、筋肉を作ってですね。16キロ落ちて、また12キロ戻りましたから。かなり今いい感じです、はい」と返した。

 また、退院後に大野さんからお見舞いのメールを受け取ったことを明かし「大野さん、優しいんです」と梨田さん。入院中のことを聞かれると「もうほとんど記憶がないっていいますかね。寝てるような状態。寝かされてるといいますかね…。2週間、全く記憶がないです」と明かし「その後も起きれない状態でしたんでね、それからのリハビリが大変でした。今でも握力がないんで、ちょっとペットボトルとかね、開けづらいっていうか」と後遺症が残っていることも明かした。

 大野さんは肺炎だった時の写真も携帯電話で見せてもらったそうで「すごい状況で写ってました」と話すと、梨田さんは「そうですね、CTの画像はほとんどもう真っ白でね。非常に危険な状態ではありましたけどね」と告白。「本当に皆さんの『コロナに負けるな』っていう全国からのファンの皆さんの激励で回復できました」と感謝し、しみじみと話していた。

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2020年10月11日のニュース