阪神・矢野監督カンカン 揚塩球団社長辞任表明一夜明けも…攻守でミス連発

[ 2020年10月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―5DeNA ( 2020年10月10日    甲子園 )

<神・D>7回1死一塁、一ゴロ併殺に倒れて天を仰ぐ原口(撮影・北條 貴史)
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 阪神は揚塩健治球団社長の電撃的な辞任表明から一夜明けた10日、DeNA戦に逆転負け。今までと変わらない、攻守に締まりのない内容での敗戦に、矢野監督も渋い表情を浮かべた。

 「攻撃のところで取れる時にやっぱり点を取らないと。守りのミスもあったし、流れがこっちに来るようなゲームにできなかった」

 初回に2点を先制したが、さらに続いた好機を生かせず。2回は3四死球でもらった無死満塁で無得点。4回無死一、二塁では北條が送りバント失敗(記録は投ゴロ)。3―5の8回1死では代打で左前打した熊谷が二盗失敗し反撃の機運を逃した。守っても、失点には結び付かなかったが2回先頭のソトの打球を二塁・北條が失策。3―2の5回無死一塁で遊撃・小幡が柴田の併殺コースのゴロを取り損ねて今季7失策目を記録して一、二塁としオースティンの同点打につながった。

 若手のミスが目立つ展開に「今はメンバーもいない状況の中でみんな前を向いてやってくれている。練習するしかない」と指揮官。揚塩球団社長の辞任表明後には「戦う姿を見せて、社長の思いもしっかり俺らが持って戦っていく」と決意を口にしていたが、有言実行できなかった。

 岩崎、岩貞らがコロナ禍で離脱しブルペン陣も苦しい。ガンケルが先発したこの日は外国人枠の関係でボーアをベンチ外としエドワーズを入れたが、ボーアの代役・原口が4打数無安打。エドワーズも失点し、選手起用もかみ合わなかった。(山添 晴治)

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2020年10月11日のニュース