巨人・坂本 350二塁打達成 立浪抜いたセ最速 5回には今季1号弾

[ 2020年6月26日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―5広島 ( 2020年6月25日    東京D )

5回1死一塁、坂本(中央)は逆転2ランを放ち、ナインの出迎えを受ける(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 何度も見た二塁塁上からの景色。敵味方なく、両軍ナインから拍手が届いた。3回2死。巨人・坂本が遠藤から右翼線に打球を運び、史上44人目の通算350二塁打を達成。ヘルメットを取り、両軍ベンチに頭を下げた。

 「これからもチームのために打ち続けたい。個人の記録よりチームの優勝に貢献したいです。チームのためにとにかく頑張りたい」

 言葉ににじむ思いは“個人より巨人”だ。31歳6カ月での到達は立浪和義(中日)の32歳0カ月を抜いてリーグ最速で、全体でも榎本喜八(東京)の31歳5カ月に次ぐ史上2番目の若さ。1点を追う5回1死一塁では一時は逆転の1号2ランを左中間席上段に運んだ。

 開幕直前に新型コロナウイルスの陽性反応を示し、12日に退院したばかり。開幕した19日、東京ドームのサロンにファンから募集した写真で作製した「モザイクアート」が飾られた。その一枚の写真を前に「頑張ります」と誓った。ここまで6試合で打率・364。テレビで応援するファンに10日間の入院を感じさせない勇姿を届けている。

 チームは「新型コロナ特例」で10回打ち切りにルール変更となった今季で初の引き分け。8回に岡本弾で追いついた展開に原監督は「本来ならば、守り切ることができれば良かったけれど、そこからよく同点に追いついた」と前向きに捉えた。

 5年連続で負け越す広島との今季初の3連戦は1勝1敗1分け。首位をキープした原監督は「僅差のゲームはこれからも予想されるということでしょう」と表情を引き締める。主将の坂本を中心に厳しい戦いを勝ち抜き、リーグ2連覇を狙う。 (青森 正宣)

 ○…坂本(巨)が25日の広島3回戦(東京ドーム)の3回に遠藤から右翼線二塁打を放ち通算350二塁打を達成。プロ野球44人目。初二塁打は08年4月1日の中日戦で中田から。31歳6カ月での達成は榎本喜八(東京)の31歳5カ月に次ぐ2番目の年少記録。セ・リーグでは立浪和義(中)の32歳0カ月を抜く最年少記録となった。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年6月26日のニュース