DeNA・坂本 6回1安打零封!加賀美以来球団新人9年ぶりプロ初登板初先発初勝利

[ 2020年6月26日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA10―2中日 ( 2020年6月25日    横浜 )

<D・中>DeNA・先発の坂本(撮影・会津 智海)
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 DeNAは25日、中日戦に快勝。ドラフト2位ルーキーの坂本裕哉投手(22)が5回まで無安打投球を披露するなど、6回1安打無失点の快投で球団の新人では11年の加賀美以来、9年ぶりとなるプロ初登板初先発初勝利を達成した。今永、浜口ら大卒左腕が活躍する近年の系譜を受け継ぐ即戦力左腕が、順調なスタートを切った。

 思い描いていた光景を実現させた。6回1安打無失点で初白星を手にした坂本は試合後、ウイニングボールを手にラミレス監督と記念撮影。「今日は絶対に勝ちたかったので凄くうれしい。監督との2ショットができて良かった」と端正なマスクをほころばせた。

 プロ初登板初先発とは思えないほど堂々と腕を振った。2回は阿部と京田をチェンジアップ、郡司を直球で圧巻の3者連続三振。ストライク先行で攻め、5回まで1安打も許さなかった。6回、先頭の武田に中越え二塁打を浴びると2死一、二塁から高橋への初球が暴投となり、ベースカバーに入った際に右足首をひねった。治療のために一度ベンチへ下がったが「あの回は投げ切りたかった」と再びマウンドに立ち、スコアボードに6つ目のゼロを並べた。足首の状態を考慮してこの回限りで降板もインパクト十分の81球だった。

 自身で「超負けず嫌い」と評する強気な性格と高い向上心が光る。2月の春季キャンプ。初日に入ったブルペンで隣で投げていた今永の球に「これが日本一の左投手か」と衝撃を受けた。身近にいた最高のお手本に臆することなく何でも質問。私生活でも行動をともにし、意識の高さに感銘を受けながら、何事も貪欲に吸収した。

 最大の武器のチェンジアップは立命大時代に東から伝授されたものだ。再び同じチームになった先輩は2月に左肘内側側副じん帯再建術を受けた。その際に掛けられた「今年一年、おまえに託したぞ」の言葉は、常に胸にある。「抜けた穴を自分が埋める気持ちで頑張りたい」という思いをプロデビューのマウンドで体現してみせた。

 坂本は「チームの優勝のため、投げる試合は全部勝つ気持ちで投げていきたい」と力を込めた。大卒左腕では球団初となる初登板初勝利。この先も、輝きを放っていく。(町田 利衣)

 ▼DeNA・ラミレス監督 アメージング。期待以上の素晴らしい投球をしてくれた。

 ◆坂本 裕哉(さかもと・ゆうや)1997年(平9)7月28日生まれ、福岡市出身の22歳。福岡大大濠では甲子園出場なし。立命大4年春のリーグ戦で5勝、防御率1位の0.84でMVPに選出された。19年ドラフト2位でDeNA入団。1メートル80、85キロ。左投げ左打ち。

 ≪DeNA新人左腕の初登板初先発初勝利は32年ぶり≫ルーキー坂本(D)が先発6回無失点でプロ初登板初勝利。今季の新人勝利は24日の津森(ソ)に続き2日連続、セ一番乗りとなった。DeNAの新人初登板初先発初勝利は11年10月の加賀美希昇以来9年ぶり8人目。左腕では88年野村弘以来32年ぶり2人目となった。過去7人の2試合目の登板は黒星か勝ち負けつかず。坂本が勝てば球団史上初のルーキー初登板初勝利からの2戦2勝となるがどうか。

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