大谷 開幕から二刀流!エ軍・マドン監督「開幕から先発いける」 60試合制のキーマンだ!

[ 2020年6月26日 02:30 ]

エンゼルス・大谷
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 エンゼルスのジョー・マドン監督(66)が24日(日本時間25日)、電話会見に臨み、18年10月に右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた大谷翔平投手(25)の開幕からの二刀流復帰に太鼓判を押した。メジャー1年目の18年同様、投手として週1回、DHとして週4回起用する見通しで、異例の60試合制となるシーズンのキーマンに指名した。

 今季の開幕決定から一夜明けて行われた、33分間の電話会見。質問は二刀流・大谷の話題に集中した。マドン監督は「今は“ライブBP”(実戦形式の打撃練習)で投げている」と説明し「開幕から先発投手でいける」と言い切った。

 大谷の投手復帰は5月中旬の予定だったが、新型コロナウイルスの影響により、シーズン開幕が当初の3月26日から7月23日(日本時間24日)か同24日(同25日)へと4カ月延期。年間の球数制限や休養日などを過度に心配する必要もなくなり、二刀流としてフル回転が可能となった。

 一方、指揮官は起用法に関して「これまで通り」と、1年目の18年を基本形とした。登板前後を休養日に充て週1回の登板に週4回のDH出場。60試合制で約10試合に登板し、150~160打席に立つ計算となる。DH解除の「リアル二刀流」など、投打同時出場のような起用法は「現時点であるとは思わない」とした上で「いつかのタイミングでそういうのも見てみたい」と含みを持たせた。

 異例の短縮シーズンを勝ち抜く鍵は開幕ダッシュ。14年以来のポストシーズン進出へ「良いスタートを切ることが凄く重要」と気合十分。そのキーマンに大谷を挙げ「うちのディファレンスメーカー(違いを生む選手)」と期待を込めた。 (奥田秀樹通信員)

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