大谷と一問一答 打撃フォーム試行錯誤中「練習でも“品のあるような打球”ではない」 

[ 2020年2月26日 10:05 ]

オープン戦初出場を終え、取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(25)が25日(日本時間26日)、米アリゾナ州テンピで行われたレッズ戦で「4番・DH」でオープン戦出場し、2打数無安打、1死球だった。

 以下、試合後の主な一問一答。

 ――久しぶりの実戦。昨年9月の左膝の手術後、初の試合だった。

 「オープン戦自体が久々なので。独特の雰囲気ですけど、1試合出られてまずはよかったかなと思います」

 ――初戦の感覚としてはどうだったか。

 「距離感がちょっと遅いなっていう今日は感じたので、次戦以降、まずはそこじゃないかなと思います」

 ――3打席の中で、この感覚なら良いというのはあったか。

 「(徐々に)ちょっとは良くなってました。1打席目から2、3(打席目)といくにつれて。最後の打席も僕的にはしっかり捉えているつもりですけど。(3打席目は)ツーシームですけどね。(バットの)上の方に当たって、ちょっとゴロになってしまっているので、そこら辺のバットの軌道だったりとか、最後になるにつれて距離感は良かったかなと思っています」

 ――理想の打撃に寄せている感じなのか、それとも日々違う中で試行錯誤している感じなのか。

 「どっちもですね。自分の良さというか、打球方向だったりとか、打球の角度だったりとかそれはもう小さい時からやってきて一番力の出やすい軌道というのがあるので。そこをズラすのが良いのかまた分からないですけど、今の段階ではずらさない方が良い。その軌道のまま、あとはタイミングだったり距離感の取り方だったりとかそれなのかなと思う。どっちが良いというのははっきりはないですけど、今の段階ではどっちも試しながら、やっぱりズラさないところはズラさないほうがいいよねっていうところはあるかなと思います」

 ――大谷選手は左中間に強い打球が打てる。そこが形としてあり、その過程で残すものは残すということか。

 「ちょっと軌道がずれているかなと感じているので。バッティング練習の打球も“品のあるような打球ではない”ですし。そこら辺が思っているより自分で飛んでいるなっていう打球が多くなってくると自然と距離感も良くなってくるかなと思います」

 ――秋山選手らしいヒットをベンチからどう見たか。

 「(秋山選手らしさは)率も残して長打力もあるというところじゃないかなと思います。まだまだ調整の段階だと思うので、シーズン中を楽しみに僕も頑張りたいと思います」

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