王会長 バレンティン熱望「長打が試合の流れを変える」

[ 2019年12月3日 05:30 ]

挨拶をする王球団会長(撮影・中村達也)
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 ソフトバンク・王貞治球団会長(79)が2日、ヤクルトを自由契約となったウラディミール・バレンティン外野手(35)の加入を熱望した。球団が獲得に動く、日本通算288本塁打の大砲がチームに加われば競争が激化し、さらなるチーム力の底上げになる考えを示した。

 大砲の加入を、心待ちにしている様子だった。王会長は球団が獲得を目指すバレンティンについて「まあ、どうなりますやら」と前置きした上で続けた。

 「長打が試合の流れを変える。点を取るのにあれだけ苦労するのに(本塁打は)一振りで1点が入る。勝負のポイントにもなるし、ファンの人もそれを喜ぶからね」

 チームは3年連続の日本一に輝いたが、2年連続でリーグ優勝を逃している。3年ぶりのパ・リーグ制覇を狙う来季に向けて、球団が白羽の矢を立てたのが、日本で通算288本塁打と申し分ない実績を誇る右の長距離砲だった。バレンティンは今季途中に国内フリーエージェント(FA)権を獲得し、来季からは外国人選手枠から外れて日本選手扱いとなることも、チーム編成上で大きな要素だ。

 この日、自由契約選手として公示され、全球団との交渉が解禁となった。三笠杉彦GMは「進展はなし」としながらも、「レギュラーがフル出場することを想定して編成しない方がいい。コンディションのいい選手、高いレベルの選手に出てもらう状態をつくるのがフロントの仕事」と獲得に動く意図を説明した。

 13年に王会長らが持っていたプロ野球記録を更新する60本塁打をマークした大砲。工藤監督は慎重に言葉を選びながらも「実績のある選手なので(入団が決まれば)選択肢は増える」と話した。バレンティンが加入することで、若手の出場機会を奪う可能性も高まるが、王会長は「かえってチャレンジする意欲をかき立てる。うちは若い人が乗り越えてレギュラーになっている」と、レベルの高いポジション争いにも期待を寄せた。

 ○…王会長の個人後援会「王讃会」のパーティーが2日に福岡市内のホテルで行われた。3年連続の日本一を支援者に報告した王会長は「5年で4回の日本一というのは戦力だけで成し遂げられるものではない。工藤監督、森ヘッドが現在の戦力を考え、工夫して戦ってくれたおかげ」とねぎらった。

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